石けんや化粧品などに多く使われている「グリセリン」ですが一体どのような働きを持つ成分なのでしょうか。
グリセリンと言うと化学的な物質を想像してしまいがちですが実はそうではありません。グリセリンとは植物や動物さらには私たちの体内にある筋肉や皮下に脂質として蓄えられている極めて自然な物質です。
その働きの一番の特徴は肌に潤いを与え柔らかくしっとりとさせると言うこと。現在ではその効能から保湿成分として多くの化粧品にも使用されているのです。 たとえば石けんを使って洗顔をしても洗い上がりの肌はしっとりしている・・と言う場合、グリセリンが使用されているケースが非常に多いのですね。
元々のグリセリンは無味無臭の液体状で、ほのかな甘みもあり、水に非常に溶けやすいと言う特徴もあることから、化粧品だけでなく医薬品やさらには食品の添加物としても利用されるほど安全性が高いのです。
もちろんグリセリンは動植物などの体内に最初から存在する成分であることから副作用を起こすリスクもなく安全性にもとても優れているので、長期間にわたって使用し続けても全く問題ないのですね。
ただこの安全安心無害なグリセリンも硝酸を混合させることで大爆発を起こす「ニトログリセリン」に変化します。でもこの危険なニトログリセリンであっても微量に適切に使えば狭心症など心臓病の薬として絶大な効果を上げることで知られているのです。
そのままの状態だと全くの無害であるグリセリンが、使い方によっては爆弾にも薬にもさらには化粧品の保湿剤としても使われる、本当に不思議な成分ですね。